任意整理のブラックリストと住宅ローンについて

任意整理を行なうとブラックリストに約5年間、載り続けてしまうので、その間は新たな借入れが出来なくなってしまいます。

その場合は、住宅ローンを申し込んでも審査に落ちてしまう可能性が極めて高くなってしまいます。

任意整理後に住宅ローンが通った人はいるの？

では、任意整理後にブラックリストに載っている間は絶対に住宅ローンを組むことは難しいのでしょうか？

こちらのサイトを見ると、任意整理後でブラックリストに載っている状態でも住宅ローンに通った方もいることが分かります。

その中の一人は、労金の住宅ローンに通ったそうですが、そういったところから攻めていくのも一つの方法かもしれません。

無理はしない方が良い

ただ、任意整理後のブラックリストに載っている状態で審査に通るというケースは極めて稀だと言って良いでしょう。

一応、労金やフラット35などは、審査に比較的通りやすいとも言われています。

ただし、この場合でも、頭金をしっかりそろえることが出来ていたり、収入が安定していたりするなど、かなりの良い条件が揃っていないと住宅ローンを組むことは危険です。

なぜなら、住宅ローンの返済が厳しくなった場合、ブラックリストの状態だと他のところからお金を借りることが難しいので、そこで窮地に追い込まれてしまう可能性があるからです。

また、任意整理後に5年が経とうとして、ブラックリストの状態が解除されたかを知るには、信用情報機関に信用情報の開示請求を行ってチェックするのが良いでしょう。

返済期間はお金を貯める期間

もちろん、住宅ローンは早めに組まないと、年齢的に審査が厳しくなってきたり、ローンを返済する途中で年金生活に突入してしまう可能性が出てくるので焦る気持ちが生まれてしまうかもしれません。

ただ、任意整理後は、約5年間辛抱すれば、ブラックリストの状態は解除されて、また元の状態に戻るので、それまでに頭金をしっかり稼いで、より確実に住宅ローンの返済が出来る体制を作っておくことが大切なのかなと思います。

急がば回れという言葉もありますが、住宅ローンを組む時には必要な言葉なのかなと思います。